寂しくなってきた、かつての山湊馬浪のまちなか。

 

新城ピアゴ前のユニー系列・ユーホームが無くなって早くも二月。

ホームセンターから撤退するとは言え、客足は当初から伸び悩んだ。盛況だったのは閉店セールの数日間のみ。

新城と言えばあいちや、と答えるほどのあのあいちやも閉店し、酒蔵も店を畳んだようである。

個人商店はどんどん消えゆくのみ。

それどころか、ピアゴも撤退の噂がちらほら聞こえてくる。

 

豊川インターから伸びる一宮バイパスは、既に用地買収から工事に入ろうとしている。

これがいずれ新城バイパスに繋がるのだ。

豊川市民病院南のスズキの撤退後は、三河遠州最大のイオンモールが予定されている。岡崎の1.5倍、志都呂の2倍規模だ。

来年度にはコストコがいよいよ浜松に上陸。

 

こうなってくると新城のまちなか商店街の先細りが、さらに心配になってくる。

バイパスも高速も「ストロー」となって、まちなかは忘れ去られるのかも知れない。

 

駅前まで繋がる計画だったあの「無用の長物通り」も結局頓挫し、北朝鮮の道路のように車もめったに通らない飛行場のような通りになっている。創らなくてもよかったのに、何十年も前の計画を実行した。

 

いにしえの時代、山湊として栄えたこのまちなかは、今や月イチの軽トラ市のみの賑わいになった。

 

そう言えば「山の湊号」、大商圏の名古屋丘陵部と新城を日に3往復で繋いでいる。

乗客は平均3人。空気だけを運ぶこともしばしば。新東名で無人のバスを見かけると「幽霊バス」と揶揄する人もいる。

 

観光名所をラッピングしているが、市役所に問い合わせると「名古屋からの観光客は当て込んでいない」と言う。

あくまで通勤通学のためだとか。もっとも到着時刻では会社にも学校にも間に合わない人が多いそうで、バス停近所の勤めか学校しかターゲットにないのかもしれない。

 

タダ券配って「さあ満車で出発です!」と意気込んだ穂積亮次市長も、もうこのバスのことには触れないようである。

 

山湊馬浪は遠くになりにけり。

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